音茶楽Sound Customizeのテクノロジー

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新音響回路

図8aの様にカナル型ヘッドホンの音の通りにバイパスを設けます。

6kHzの共振を抑える為に

バイパス入り口P点では同位相だった音波がQ点では位相が遅れる事になります。
目的の6kHzで位相が180度遅れる為には
λ=V/f λ音波の波長 V音速 f周波数
音速を340m/S 周波数を6kHzとすると λ=340/6000=0.0566m=5.66cm
従って半波長は2.84cm、約28mmとなります。
バイパスの長さを約28mmに設定すると図8bの様に6kHz近辺で本来の音道を通った音と
バイパスからの音が逆位相になり打ち消しあう事となります。

図9の破線がバイパス路付のヘッドホンの音圧-周波数特性です。
6kHz付近のピークが押さえられ10kHz以上の高音域の音圧低下が少ない事が分かります。

Tornado equralizer (トルネードイコライザー技術)

トルネードイコライザーの誕生

カナル型ヘッドホンの音道にどうやって経路差をつけるか検討中に鳳凰単叢蜜蘭香(中国茶)を見て捻りを加えれば良い事を思いつきました。
実際はカナル型ヘッドホンに約28mmの音道の経路差を設けるために図10の様に中空状のネジ部品を取り付けます。
パイプの中央を通る第一の経路とネジの谷と外壁との隙間を螺旋状に通る第二の経路で経路差を設ける事が出来ます。
外側の経路の音波が竜巻状に伝わる事からトルネード・イコライザーと命名しました。
トルネードイコライザーのロゴは音波の伝わり方をデザインした物です。

参考ページ:麗 鳳凰単叢蜜蘭

麗 鳳凰単叢蜜蘭