秋のヘッドホン祭2011初披露 ”フラット4(Flat-Four)” 商品化進捗 何故音漏れするのか?

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秋のヘッドホン祭2011初披露 ”フラット4(Flat-Four)” 商品化進捗 何故音漏れするのか?

カナル型ヘッドホン(イヤホン)の登場で、音漏れはオープンエア型インナーホンに比べ激減しました。

一方で、カナル型でも音漏れのレベルは大小さまざまです。

先ずカナル型の音漏れにはイヤーピースの装着部からの要因が第一に挙げられます。

人間の耳穴は真円形状では無く、また人により穴径も形状も違うので、イヤーピースで完全に塞ぐ事は困難です。

次にハウジング部(筐体部)からの音漏れです。

代表的な音漏れはハウジングの音逃がし穴からの音漏れです。

画像はFlat4のハウジング部ですが、小さな穴が開いていて音を逃がしています。(周囲への音漏れの影響を減らす事を考慮し視聴者の耳介側に向けています。)

この穴はイヤーピースで完全に耳穴を塞げない事を想定し、イヤーピースと耳穴から音が漏れる事により低下する低音を補償する事を目的としています。

今回のFlat4は音漏れが少ない事を第一優先では無く、音質向上にプライオリティーを置いています。

一方、一般的に音漏れが少ないのはバランスド・アーマチュア型です。

その理由はバランスド・アーマチュア型は特性上、耳穴をイヤーピースで完全に塞がないと十分な低音が選れないからです。イヤーピースで完全に塞ぐ場合、ハウジングからの音の逃がしは無くす(或いはごく少なくする)必要が有り、トータルで音漏れの少ない仕様になります。

Flat4では、ダイナミック型エレメント(ユニット)の低音域に余裕がある事と、ラフな装着時の音質の安定、”オープンエア型の音の拡がり”を実現する為、若干音漏れする仕様で設計しています。(もちろん通常のカナル型と同等の音漏れレベルです)

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”オープンエア型の音の拡がり&密閉型を超える深低音”

ご興味ある方は音茶楽 Sound CustomizeショールームでFlat4の試作機を試聴できます。

音茶楽 Sound Customize  コルティ経堂西側出口1分 

営業時間 火曜-木曜13:00-18:30 金曜、土曜13:00-20:30

定休日 祝祭日、日曜日、月曜日

 

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