フジヤさんで３個６００円で購入したイヤホンをトルネード・イコライザーで改造してみました。
ノズル出口に付いている音響抵抗を削除、超高音域は出る様になりますが、高域のピークが増大します。
そこで、Donguri-欅の検討時に作成した中口径のトルネード・イコライザーを何とか挿入。
中高音域が素直になり聞いていて楽しい音になってきました。
さらに不足している低音を持ち上げる為に、フロントキャビの開口穴を半分ほど塞いで完成。
低音の制動が足りない感じですが、中高音域はまずまずの仕上がりでした。
トルネード・イコライザーはカナル型ヘッドフォンを装着する事によって発生する外耳道の長さによる６ｋHz付近の盛大な共振を抑えます。
同時に中高音域の高調波歪み率を大幅に改善します。
６００円でトルネード・イコライザーの実力の再確認が出来ました。
ハイレゾ再生には６ｋHzのピークと中高音域の盛大な歪みは不要です。
ATH-CKM55のトルネード・イコライザー改造品のイヤピースをSpinFitにしてみたら
少し足りなかった１０ｋHz以上の高音域の音圧が増え、中々の音になりました。
（若干低音は多目ですが）
φ13mm以上のダイナミック型、特にノズルがオフセンターしている機種は物理的に１５ｋHz以上の高音域が減衰しています。
SpinFitはこの辺りの周波数特性を改善します。
ハイレゾ対応はまずイヤピースから？
SpinFit Sサイズ、Mサイズは音茶楽店舗にて試験販売中。（Lサイズは依然入荷待ち）
ATH-CKM55＋トルネード・イコライザーの在庫もまだ有ります。
火曜日に完成試作した試作機のエイジング時間が約７０時間になりました。
５０時間から７０時間の音の変化が少なくなってきました。
（音茶楽では箱出しの音及びエイジングがほぼ完了した時の音、双方を考慮して音創りしています。）
今回の試作機で使用している新型のエレメントのエイジングは従来に比べ若干短くて良さそうです。
エイジング後の音のバランスもOKです。
１モデル音創りは完了です。
意外にあっさりと音が決まりましたが、今回のモデルは外観の仕上がりにも特に力を入れております。
（音創りに使用した部品は最終外観では無い物です。）
これからの仕上がりが楽しみです。
台湾からSpinFitのLサイズの金型が完成したとの連絡が入りました。
春のヘッドフォン祭に持参出来ると良いのですが。
昨日ヘッドフォン祭の出展予定品の内、１機種の試作を行いました。
刺さりの無い高音域、低音の実在感と音の拡がり、全て高い次元で共存出来そうです。
結果は上々、現在エイジング中です。