20kHz以上の再生に必要な事 物理法則より (ダイナミック型の場合)
カナル型イヤホンで20kHz以上の超高音域の再生に必要な構造は? 物理法則より下記条件を満たすと簡単に高音域は伸びます。
1.ノズル部にフィルターや詰め物が無い事 エレメント(ドライバーユニット)と鼓膜の間に音響抵抗が有ると周波数が高くなるほど減衰しやすくなります。スピーカーのサランネネットで高音域が減衰するのと全く同じです。また音響抵抗が大きい程低い周波数から高音域が低下します。
2.振動板の口径が小さい事。大きいほど外周部からの音が鼓膜に届くまでの距離が遠くなる為、逆位相になる周波数が低くなり高音域が減衰します。スピーカーにたとえると大口径のウーファーは高音域が減衰して再生出来ないののと同じです。40kHz以上の超高音域を再生する為にはエレメントの口径を10mm以下にする必要が有ります。
3.エレメント(ドライバーユニット)とノズルのセンターが一致している事。同様にオフセンターしている程、距離の差により逆位相になる周波数が低くなり低い周波数から高音域が落ちてしまします。
以上より具体的には10mm以下のエレメントを用い、ノズルのセンターとエレメント(ドライバーユニット)のセンターを一致させ、ノズル出口にフィルターが無い/ノズル内に詰め物が無い事が望ましいと言う事になります。
音茶楽/茶楽音人のカナル型は全てクリアーしています。