秋のヘッドホン祭2011初披露 ”フラット4(Flat-Four)” 技術解説 二石四鳥

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秋のヘッドホン祭2011初披露 ”フラット4(Flat-Four)” 技術解説 二石四鳥

3羽目の鳥 

3つ目の大きな効果は10kHz以上の高音域 が劇的に改善されている事です。

カナル型ヘッドホン(イヤホン)を装着する事によって生じる6kHzの強烈なピークを抑える為に従来は振動板と鼓膜の間に音響抵抗を配置するしか有りませんでした。https://ocharaku.jp/sound/technology-1/  Flat4ではこの音響抵抗が不要な為に10kHz以上の高音域での減衰が有りません。

また、Flat4では大型のエレメント(ユニット)を使う必要が無いため、高音域が伸びます。

単純計算ですが、口径以外の条件が同じと仮定すると15mm口径のユニットに比べ10mm口径のユニットは1.5倍程度高い周波数まで再生出来る様になります。

また、大口径ユニットの様に音の出口をエレメント(ユニット)の端に設置する必要が無いのでこれに拠っても高域が改善されます。

15mm程度のエレメントの端を音の出口とした場合と、10mmのエレメントの中心(鉛直上)を音の出口とした場合では約3倍程度の高域特性の違いになります。

更にFlat4ではエレメントのプロテクターの形状を工夫し更に高音域を延ばしています。

4羽目の鳥 

4つ目の大きな効果は中低音域の音圧感度及び最大入力の向上です。それぞれ3dB程度向上し、TTL6dB程度の最大音圧の向上になります。これはヘッドホンアンプの出力電力が1/4で同じ音圧が再生される事を意味します。

*Flat4では小口径フルレンジエレメント2個と世界初の音響回路によりレスポンスの早い滑らかな音で超低音域から超高音域まで無理なく再生する事に初めて成功しました。

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”オープンエア型の音の拡がり&密閉型を超える深低音”

ご興味ある方は音茶楽 Sound CustomizeショールームでFlat4の試作機を試聴できます。

(型物品は最終音調整中の為プロトタイプの試聴となります。)

音茶楽 Sound Customize  コルティ経堂西側出口1分 

営業時間 火曜-木曜13:00-18:30 金曜、土曜13:00-20:30

定休日 祝祭日、日曜日、月曜日

 

秋のヘッドホン祭2011初披露 ”フラット4(Flat-Four)” 特許取得記念 技術解説

2012年2月29日に商品化中のFlat4カナル型ヘッドホンで使われる技術が特許査定になりましたので、概要を再度ご説明します。

今回の特許には2つの大きな技術が盛り込まれています。

どちらも商品化されるのは世界初です。

1つ目がカナル型ヘッドホン(イヤホン)装着状態での耳の音響特性を装着していない時の状態に近づける音響技術です。

カナル型ヘッドホン(イヤホン)を装着し、外耳道出口付近を塞ぐと、耳の音響特性が変わります。音響特性が変わって生じた6kHzの強烈なピークを超高音域の音圧レベルを犠牲にする事無く抑える事は従来の音響技術では困難でした。https://ocharaku.jp/sound/technology-1/ を参照

そこで、音茶楽Sound Customizeでは全く新しい発想の音響回路を開発致しました。https://ocharaku.jp/sound/technology-2/

Flat4では新たに複数エレメントを使用した時にトルネード・イコライザーと同様の働きをする位相補正チューブ方式を発明、外耳道チューニングTM(6kHz付近のピークの除去)を行なっています。

2つ目の世界初がエレメントの対向配置です。カナル型ヘッドホンだけでなく、オーバーバンド型ヘッドホンでも今まで実用化されていない技術です。片chにフルレンジのエレメント2個の対向配置で全帯域を再生可能な電機音響変換機としてはスピーカーシステムも含め世界初です。(スピーカーシステムではウーファーや左右一体型での対向配置としては実用化されています。)

この技術は振動板が動くことによって生じる反作用を完全に打ち消す事で振動の原点、メカニカルアースを2つのエレメントの間に作り出す事に成功しました、今までに聞いた事が無い、深い低音域から正確にしかも細かいニュアンスの音までも忠実に再生出来る様になります。https://ocharaku.jp/sound/technology-4/

今回のFlat4ではこの2つの技術を盛り込む事で、ご説明した効果の他にもう2つ大きな効果がもれなく付いてきました。

一石二鳥×2=二石四鳥です。計算は合ってますね。

次回副産物として生まれた大きな効果をご説明します。

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”オープンエア型の音の拡がり&密閉型を超える深低音”

ご興味ある方は音茶楽 Sound CustomizeショールームでFlat4の試作機を試聴できます。

(プロトタイプの試聴となります。)

音茶楽 Sound Customize  コルティ経堂西側出口1分 

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定休日 祝祭日、日曜日、月曜日

 

 

 

 

秋のヘッドホン祭2011初披露 ”フラット4(Flat-Four)” は世界初!

秋のヘッドホン祭2011で使用したパネルを修正した物です。

当時は他社の類似技術の有無に確信が持てなかったので”たぶん”を付けていました。

2月29日付けでFlat4の主要技術、ツイン・イコライズド・エレメント方式の元となる特許が特許査定になった事が分かりました。あとは登録料を納めれるだけです。

やはり世界初の技術でした!

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”オープンエア型の音の拡がり&密閉型を超える深低音”

ご興味ある方は音茶楽 Sound CustomizeショールームでFlat4の試作機を試聴できます。

(プロトタイプの試聴となります。)

音茶楽 Sound Customize  コルティ経堂西側出口1分 

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秋のヘッドホン祭2011初披露 ”フラット4(Flat-Four)” 商品化進捗 液晶ポリマーキャビネットの効果

 

 

軽くて、硬くて、適度な内部損失が有る素材が、ヘッドホンやスピーカーの振動板や、筐体(キャビネット)に最適です。

特に液晶ポリマー(LCP)素材は弾性率が高く、密度(比重)も比較的低い特徴が有り最適です。

液晶ポリマー(LCP)の音速は早く金属並みで通常ヘッドホン等の筐体(キャビネット)に使われるABS素材の2倍程度になります。

今回のFlat4ではこの高音質素材をフロント&リヤキャビに採用しました。

型物試作が組み上がったばかりですが、中高音域の滑らかさ、細かい音の表現力は既にプロトタイプを上回っています。これはプロトタイプとの相違点の一つ、液晶ポリマーキャビネットの効果だと思われます。

勿論、オープンエア型の音の拡がりにも磨きが掛かってきました。

本日も型物試作品にて音の調整中です。

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”オープンエア型の音の拡がり&密閉型を超える深低音”

ご興味ある方は音茶楽 Sound CustomizeショールームでFlat4の試作機を試聴できます。

(プロトタイプの試聴となります。)

音茶楽 Sound Customize  コルティ経堂西側出口1分 

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秋のヘッドホン祭2011初披露 ”フラット4(Flat-Four)” 商品化進捗 型物試作Ⅰ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Flat4の全ての部品の金型が上がり、型物試作Ⅰを行いました。

外観についてはこれから綺麗に仕上げる予定です。

音質については、これから細部の調整にはいる所ですが、素性は良いです。

位相補正チューブもちゃんと動作していて、ヘッドホンを装着し耳を塞ぐ事で発生する外耳道閉管共振を抑えてくれています。目指してる耳に優しい音を実現できそうです。

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”オープンエア型の音の拡がり&密閉型を超える深低音”

ご興味ある方は音茶楽 Sound CustomizeショールームでFlat4の試作機を試聴できます。

(プロトタイプの試聴となります。)

音茶楽 Sound Customize  コルティ経堂西側出口1分 

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