秋のヘッドホン祭2011初披露 ”フラット4(Flat-Four)” 商品化進捗 音漏れ確認

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秋のヘッドホン祭2011初披露 ”フラット4(Flat-Four)” 商品化進捗 音漏れ確認

Flat4の試作品にて音漏れレベルを確認してみました。

比較方法 

比較用ヘッドホン MDR-EX1000、ATH-CKM55、MDR-E484

1.視聴用の曲の音量を実耳で確認。

2.Flat4を自身の耳型に装着し、曲をかけて音漏れレベルを確認。

3.他のヘッドホンの音量を実耳で確認、Flat4と同じ音量に聞こえるようにウォークマンの音量を合わせる。

4.ヘッドホンを耳型に装着し、曲をかけて音漏れレベルを確認。

5.結果 

音漏れの大きい順に下記の様になりました。

MDR-E484 > Flat4≒MDR-EX1000 ≧ ATH-CKM55

Flat4はオープンエア型の音の拡がりを実現していますが、音漏れは他のカナル型と同様に少ない事が確認出来ました。

今回は耳型で行った為、外耳道の部分が無い点や耳型の硬度の違いによる装着具合の差異等の誤差が有ると思います。

金型が上がり、型物の試作品が出来たら、次は実耳で確認したいと思います。

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”オープンエア型の音の拡がり&密閉型を超える深低音”

ご興味ある方は音茶楽 Sound CustomizeショールームでFlat4の試作機を試聴できます。

音茶楽 Sound Customize  コルティ経堂西側出口1分 

営業時間 火曜-木曜13:00-18:30 金曜、土曜13:00-20:30

定休日 祝祭日、日曜日、月曜日

 

秋のヘッドホン祭2011初披露 ”フラット4(Flat-Four)” 商品化進捗 F.L.A.T.4

Flat4の商品化進捗です。

商品化中のカナル型ヘッドホン ”Flat4″のネーミングは、秋のヘッドホン祭2011で試作品を試聴して頂いたお客様との会話から生まれました。

カナル型ヘッドホンの試作品の対向配置エレメント(ユニット)構造による不要な機械振動の少ない点を自動車等の水平対向エンジンがその対称構造から機械振動の発生が少ない点に例えてお客様にご説明していました。当方は片側あたり2個使いなので、水平対向2気筒みたいな物とご説明した所、お客様から左右全部でエレメント(ユニット)を4つ使う事からFlat4と言った方が良いとのアドバイスを頂きました。

その後、何とか今回の技術の内容をFlat4で現したいと考えたのが下記になります。

Full-range  2-element 4-way effect  カナル型ヘッドホン

フルレンジのエレメント(ユニット)を2個使い、4通りの画期的な効果が得られる事を現しています。

効果1 対向配置による振動の基点の明確化、機械振動のキャンセル⇒今までに聞いた事の無いクリアで深い中低音域を再生します。

効果2 エレメント(ユニット)2個使いにより、中低音域の感度が3dBアップ、また耐入力も3dBアップ⇒安定感が有り、充実した中低音域と信頼性の向上に成功しました。

効果3 2つのエレメントを外耳道の長さ相当の位相補正チューブでつなぐ外耳道チューニング⇒外耳道閉管共振を抑制、中音域を劇的に改善しました。

効果4 小型エレメントの採用及び、音響抵抗の削除⇒10kHz以上の特性が画期的に改善され、音楽の余韻を余すところ無く表現出来る様になりました。

補足 本質的な4Way効果を音響機構のみで実現、従来の様な電気回路を用いた場合の電気素子による音の色付け、損失が無く、生き生きとした音を実現しています。

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”オープンエア型の音の拡がり&密閉型を超える深低音”

ご興味ある方は音茶楽 Sound CustomizeショールームでFlat4の試作機を試聴できます。

音茶楽 Sound Customize  コルティ経堂西側出口1分 

営業時間 火曜-木曜13:00-18:30 金曜、土曜13:00-20:30

定休日 祝祭日、日曜日、月曜日

秋のヘッドホン祭2011初披露 ”フラット4(Flat-Four)” 商品化進捗 表面処理

Flat4の商品化進捗です。

上の画像は位相補正チューブとセンターキャビの部分です。

最終品では有りませんが、前回(https://ocharaku.jp/sound/topics/857/)よりも綺麗になってきました。

画像の左側と右側で表面処理が異なります。

左が還元鉄粉、右がガラスビーズによるブラスト加工品です。

共にアルマイト処理済みです。

現在どちらにするか検討中です。御意見受付中です。(画像では分かり難いかも知れませんが)

音茶楽にお越し頂ければ試作部品を公開致します。

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”オープンエア型の音の拡がり”

音茶楽ではトルネード・イコライザー方式にてカナル型ヘッドホンの大きな欠点を解決。

カナル型ヘッドホンを装着する為に耳を塞ぐ事で起きる悪影響をキャンセル⇒耳を塞いでいない、装着していない音響特性に近づける事に成功しました。

多くのお客様にご好評を頂いております。https://ocharaku.jp/sound/service/

 

”オープンエア型の音の拡がり&密閉型を超える深低音”

”ツイン・イコライズド・エレメント方式”で別次元の音を完成しました。

ツイン・イコライズド・エレメント方式では位相補正チューブによりトルネード・イコライザーと同様、カナル型ヘッドホンを装着する為に耳を塞ぐ事で起きる悪影響をキャンセル⇒耳を塞いでいない、装着していない音響特性に近づける事に成功しました。

更にエレメント(ユニット)のFlat4配置(対向配置)によりヘッドホン史上初の振動の基点の明確化を実現、量では無く質を深めた低音域を提供します。

試聴したほぼ100%の皆様にオープンエア型の音の拡がりを感じて頂いています!

低音に関しては色々な曲をじっくり試聴すると良く分かると思います。

ご興味ある方は音茶楽 Sound CustomizeショールームでFlat4の試作機を試聴できます。

音茶楽 Sound Customize  コルティ経堂西側出口1分 

営業時間 火曜-木曜13:00-18:30 金曜、土曜13:00-20:30

定休日 祝祭日、日曜日、月曜日

 

秋のヘッドホン祭2011初披露 ”フラット4(Flat-Four)”  設計者”音”履歴(6)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パーソナルフィールドスピーカー PFR-V1の完成後、2009年5月末にソニーを退職。

2010年6月に音茶楽株式会社を設立。

”音楽の間にお茶でも飲みましょう”と言う思いで命名しました。一方、”音”はオークヴィレッジの木琴やもくりん、オルゴールツリーなど音の出る物、”茶”は中国茶、国産紅茶、”楽”は木製品を当てはめ、2010年10月に開店した店舗ではレイアウトしました。

一方、インナーイヤー型オープンエアヘッドホンに比べ、カナル型イヤホンの中高音域の音の悪さに技術的に未完成の分野だと思い漠然と改善の余地がありそうだと感じていました。使いたくなるカナル型ヘッドホンが世の中に存在しませんでした。

カナル型で唯一良い音だと感じ、リファレンスにしているのはゼンハイザーのIE8です。

当時時間は幾らでも有ったので、人間の聴覚特性からもう一度考え直してみました。

結果、カナル型ヘッドホンは耳を塞ぐから音が悪い事が分かりました。

また、カナル型ヘッドホンを測定すると、必ず6kHz付近に音圧のピークが出来ます。

これは、30年前にオープンエア型インナーイヤーヘッドホンを設計していた時の経験からして有ってはいけないピークでした。

何故6kHzにピークが出来るのか、答えは明確でした。6kHzは人間の外耳道の閉管共振に相当するのです。

そこで考えたのがあらかじめ6kHzの音をキャンセルする音響回路でした。

6kHzの音をキャンセルするには、カナル型ヘッドホンの音の道を分岐し、一方を半波長遅らせてから合流すればよいと考え着きました。

ところが、小さなカナル型ヘッドホンの中でどう2つの音道をつくるかが難題でした。

難題でも毎日考えていれば何とかなる物です。ある日、取り扱う予定の鳳凰単叢蜜蘭香の茶葉を見て捻りを加えれば実現出来る事に気づき完成したのが、トルネード・イコライザー音響回路です。

その後、更に6kHzのピークの除去と同時に振動系の機械振動をも打ち消す機構をツイン・イコライズド・エレメント方式で完成しました。

現在はツイン・イコライズド・エレメント方式のカナル型ヘッドホン、通称Flat4の試作機が音茶楽のリファレンスとなっています。

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音茶楽ではトルネード・イコライザー方式にてカナル型ヘッドホンの大きな欠点を解決し、更なる進化技術”ツイン・イコライズド・エレメント方式”を完成しました。

カナル型ヘッドホンを装着する為に耳を塞ぐ事で起きる悪影響をキャンセル⇒耳を塞いでいない、装着していない音響特性に近づける事に成功しました。

”オープンエア型の音の拡がり&密閉型を超える深低音”

試聴したほぼ100%の皆様にオープンエア型の音の拡がりを感じて頂いています!

ご興味ある方は音茶楽 Sound CustomizeショールームでFlat4の試作機を試聴できます。

音茶楽 Sound Customize  コルティ経堂西側出口1分 

営業時間 火曜-木曜13:00-18:30 金曜、土曜13:00-20:30

定休日 祝祭日、日曜日、月曜日

 

 

 

 

 

秋のヘッドホン祭2011初披露 ”フラット4(Flat-Four)”  設計者”音”履歴(5)

SONYでは管理職も経験しましたが、常に音響商品の開発業務も続けさせて頂きました。

SONYでの最後の作品がパーソナルフィールドスピーカーPFR-V1です。

PFR-V1は頭部に装着するスピーカーなので、ヘッドホン、スピーカー両方の設計を担当した自分にとっては集大成のモデルでした。

https://msc.sony.jp/member/mail/mysony/series/20080619_1/

http://www.sony.jp/topics/headphone/pfr-v1/index.html

スピーカーでの音楽再生はどんなに良いシステムを使っても部屋の床、壁、天井などからの反射波の影響を受けます。

一方、ヘッドホンによる音楽再生は部屋の影響を受けない代わりに耳を塞ぐ事、左右の音のクロストークが無い事が音質に影響します。

PFR-V1はスピーカー、ヘッドホン双方の利点を生かす為に設計しました。

将来、更なるアイディアを盛り込んだ、パーソナルフィールドスピーカーが出現する事を期待しています。

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音茶楽ではトルネード・イコライザー方式にてカナル型ヘッドホンの大きな欠点を解決し、更なる進化技術”ツイン・イコライズド・エレメント方式”を完成しました。

カナル型ヘッドホンを装着する為に耳を塞ぐ事で起きる悪影響をキャンセル⇒耳を塞いでいない、装着していない音響特性に近づける事に成功しました。

”オープンエア型の音の拡がり&密閉型を超える深低音”

試聴したほぼ100%の皆様にオープンエア型の音の拡がりを感じて頂いています!

ご興味ある方は音茶楽 Sound CustomizeショールームでFlat4の試作機を試聴できます。

音茶楽 Sound Customize  コルティ経堂西側出口1分 

営業時間 火曜-木曜13:00-18:30 金曜、土曜13:00-20:30

定休日 祝祭日、日曜日、月曜日