外耳道チューニング技術の超進化形とは その10 カナル型ヘッドホンの問題点
4.音の輪郭がはっきりしない ぼやけた音がする
原因は、振動板が振動する時の反作用で筐体等が振動する事により、音源の位置がずれるからです。反作用は高調波歪みとなって、聴感上さまざまな音質劣化の元となっています。
振動板の反作用はヘッドホンだけで無く、スピーカー等の電気音響変換器全体に関わる問題点です。
筐体を重くしたり、丈夫な材質にしたり、ユニットの背面に錘をつけたりして、対策するのが普通で若干の改善にはなります。
ところがカナル型ヘッドホンでは耳に装着する物なので、装着性と音質を両立する必要が有ります。あまり重くなると装着性が問題になります。
音茶楽Sound Customiseの新開発技術Twin equalized element方式は全て解決しました。
1.中高音(6kHz前後)がキツイ サ行の音が耳に刺さる タ行に余韻が付く
2.高音域((10kHz以上)が足りない 音に拡がりが無い
3.低音が足りない 迫力が無い (特に小口径ユニット使用場合)
4.音の輪郭がはっきりしない。ぼやけた音がする
次回から、全ての問題の解決策を解説します。
音茶楽Sound Customize 経堂コルティー西側出口1分
P.S.
秋のヘッドホン祭2011に参加します
http://www.fujiya-avic.jp/user_data/1110_headphone_fes.php
当初、第2弾として2万円~6万円クラスのカナル型ヘッドホンの外耳道チューニングを予定していましたが…
結局現行のオーディオテクニカ社製ATH-CKM55に勝る音が作れず断念!
外耳道チューンドATH-CKM55の完成度が高かったと言う事で、当面このモデルのみの改造サービスを続ける予定です。
現在外耳道チューニング技術の超進化形を開発中です。何とか秋のヘッドホン祭で技術発表し、ご来場の皆様に試作品をご試聴いだける様に進めています。
試作機のチューニング結果も良好なので多分間に合うと思います。