秋のヘッドホン祭2011初披露 ”フラット4(Flat-Four)”  設計者”音”履歴(6)

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秋のヘッドホン祭2011初披露 ”フラット4(Flat-Four)”  設計者”音”履歴(6)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パーソナルフィールドスピーカー PFR-V1の完成後、2009年5月末にソニーを退職。

2010年6月に音茶楽株式会社を設立。

”音楽の間にお茶でも飲みましょう”と言う思いで命名しました。一方、”音”はオークヴィレッジの木琴やもくりん、オルゴールツリーなど音の出る物、”茶”は中国茶、国産紅茶、”楽”は木製品を当てはめ、2010年10月に開店した店舗ではレイアウトしました。

一方、インナーイヤー型オープンエアヘッドホンに比べ、カナル型イヤホンの中高音域の音の悪さに技術的に未完成の分野だと思い漠然と改善の余地がありそうだと感じていました。使いたくなるカナル型ヘッドホンが世の中に存在しませんでした。

カナル型で唯一良い音だと感じ、リファレンスにしているのはゼンハイザーのIE8です。

当時時間は幾らでも有ったので、人間の聴覚特性からもう一度考え直してみました。

結果、カナル型ヘッドホンは耳を塞ぐから音が悪い事が分かりました。

また、カナル型ヘッドホンを測定すると、必ず6kHz付近に音圧のピークが出来ます。

これは、30年前にオープンエア型インナーイヤーヘッドホンを設計していた時の経験からして有ってはいけないピークでした。

何故6kHzにピークが出来るのか、答えは明確でした。6kHzは人間の外耳道の閉管共振に相当するのです。

そこで考えたのがあらかじめ6kHzの音をキャンセルする音響回路でした。

6kHzの音をキャンセルするには、カナル型ヘッドホンの音の道を分岐し、一方を半波長遅らせてから合流すればよいと考え着きました。

ところが、小さなカナル型ヘッドホンの中でどう2つの音道をつくるかが難題でした。

難題でも毎日考えていれば何とかなる物です。ある日、取り扱う予定の鳳凰単叢蜜蘭香の茶葉を見て捻りを加えれば実現出来る事に気づき完成したのが、トルネード・イコライザー音響回路です。

その後、更に6kHzのピークの除去と同時に振動系の機械振動をも打ち消す機構をツイン・イコライズド・エレメント方式で完成しました。

現在はツイン・イコライズド・エレメント方式のカナル型ヘッドホン、通称Flat4の試作機が音茶楽のリファレンスとなっています。

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音茶楽ではトルネード・イコライザー方式にてカナル型ヘッドホンの大きな欠点を解決し、更なる進化技術”ツイン・イコライズド・エレメント方式”を完成しました。

カナル型ヘッドホンを装着する為に耳を塞ぐ事で起きる悪影響をキャンセル⇒耳を塞いでいない、装着していない音響特性に近づける事に成功しました。

”オープンエア型の音の拡がり&密閉型を超える深低音”

試聴したほぼ100%の皆様にオープンエア型の音の拡がりを感じて頂いています!

ご興味ある方は音茶楽 Sound CustomizeショールームでFlat4の試作機を試聴できます。

音茶楽 Sound Customize  コルティ経堂西側出口1分 

営業時間 火曜-木曜13:00-18:30 金曜、土曜13:00-20:30

定休日 祝祭日、日曜日、月曜日

 

 

 

 

 

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